Notion AIを使った文章推敲・校正手順の1例についてAIに推敲させつつ書いてみた #NotionAI
最近は、ブログの下書きやメモを元にした公開用文章の校正について、「AIに依頼」して放置するスタイルに変えました。元々は書きながら推敲していたものの手戻りが多く、かといって全部書き終えてからの校正はボリュームが多すぎて辛かったのです。現在は、AIが有無言わずにその辺りをやってくれる点でかなり助かっています。
AIによる文章推敲や校正はよく話題になりますが、実際にNotion AIを使用したスタイルがどのようなものか、一例を実際に書いてみました。
NotionAIでのスタイル
AIを用いた推敲において、NotionAIは選択肢が限定されているため自由度は低いですが、固定された命令を使用するためにぶれが出にくくなります。
Notion AIを用いた手法は主に以下4つから構成されます。
- 文章の改善
- 文章の長さ調整
- トーンの変更
- シンプルな表現への変更
このうち、トーンの変更については文章の内容次第で他の手法とは異なり、0からの書き直しに近くなることがあります。なぜなら、文調が完全に変わるからです。
実際に、この一文をカジュアルトーンで書き直し指定した場合、以下のようになります。今回は色々な意味で苦しいのですが、それは別として。
Yo! このうち、「トーンの変更」については文章の内容次第で他の手法とは異なり、0からの書き直しに近くなることがあるんだぜ。なぜなら、文調が完全に変わっちゃうからなんだってば。
手順の1例
NotionAIを用いた推敲・校正は、一つのメニューを一回実行しただけでは完了とするべきではありません。各メニューは互いにカバーする範囲が異なっています。したがって、結果として得たい内容によっては異なりますが、最低でもいずれかのメニューを2-3つ程度実行することが望ましいでしょう。
個人的に常に実施を推奨したいメニューは以下の通り。
- 文章の長さ調整
- 文章の改善
長すぎる文章を改善すると、句読点が乱用されたり意図が汲み取りにくい文章になることがあります。そのため、まずは文章の長さを調整することから始めます。
とはいえ、単純にAIに長さ調整を任せると表現が結構削られてしまいます。一度実施してみて気になる場合は、対象テキストを選択した上でAIに以下の依頼を出してみましょう。
適切に句点で区切って
これで適切に句点で切ってくれます。
次に、文章の改善を実施します。結果次第では出力を破棄して原文を修正する必要があります。何度実行しても全く異なる意図を持つ文章が生成される場合は、原文の構成が恐らく適切ではないためです。5W1Hを意識しましょう。
あとがき
AIを用いた推敲・校正は、ChatGPTであれNotionAIであれ「違う、そうじゃない」という言葉が頭にすぐ浮かびます。
文意が異なってしまうことも多いのですが、何度も繰り返し手軽に自動実行できることでデメリットを上回っています。
当記事は全文をNotion AIによる推敲を実施しつつ書き上げてみました。自身で考えるよりも上手い言い回しや語調等を持ってきてくれたときには「やるじゃん」と思えたのがポイントです。推敲や校正が苦手、という人はぜひゲーム感覚でチャレンジしてみてください。